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2015年3月4日水曜日

今日のSF『未来の二つの顔』ジェイムス・P・ホーガンである!


今日のSF『未来の二つの顔』ジェイムス・P・ホーガンである!

猫は本立てに良い。ホーガンをまとめて読んでいるところである。これも良いのだがなかなか途中で時間がかかった。できは悪くないと思うので俺の都合だと思う。

 今回気付いたのはホーガンは思索系の考えてばっかりいる作風だと思っていたが、意外とアクションものというか軍隊ものも好むようだ。軍隊と科学者がコンピューターでコントロールされる実験衛星で作戦にあたるのだが、安っぽいドラマだとすぐに『平和を愛する科学者』と『戦闘的な軍人』が対立などという展開をしがちだが、そこはたぶん意識的に避けている。このへんがよくわかっていると思う。

SFのコンピューターの元祖というとノイローゼになって人を抹殺しはじめるクラークのハル9000だが、これはその次の世代に当たり、今度のコンピューターは思索して人間にも意識があることに気付いて抹殺をやめて共存を考える。そのSFの歴史の中のコンピューターの扱いの進化が感慨深い。

この先は現代SFのイーガンなどの、コンピューターが敵でも味方でもない当然の存在で、人類がソフトウェア化して中に住むという世界に繋がって行くのだ。

ただ、コンピューターが思索して抹殺をやめたのでこれで安心と、次期ソフトウェアをとしてこれを採用して人類を任せようと言うのは、ちょっと決断が早いと思う。俺ならあと5年くらいはいろいろ調べてから結論を出すな。


未来の二つの顔 (創元SF文庫) 文庫 – 1994/11
ジェイムズ・P・ホーガン (著), 山高 昭 (翻訳)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%AE%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E9%A1%94
人工知能を研究しているダイアー博士は研究中止命令の内示を受けて愕然とする。月面の工事現場で、コンピューターが勝手に下した誤った判断のために、大事故が起きたのだ。人工知能に仕事を任せる事の是非をめぐって論議がわき起こる。そのときダイアーが提案した実験とは……。ハードSFの第一人者ホーガンの待望の巨編!
# 文庫: 511ページ
# 出版社: 東京創元社 (1994/11)
# ISBN-10: 4488663052
# ISBN-13: 978-4488663056
# 発売日: 1994/11



読書家の猫。

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